建設業で女性比率30%達成 三和建設による育児支援制度・労働環境改善の取り組み
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年03月01日
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三和建設(大阪市淀川区)は2月28日、同社の女性社員比率が30%に増加したことを発表。女性社員増加に伴い整えた社内制度や、復職後に退職する女性社員ゼロ達成に寄与した同社の育児支援の取り組みなど明らかにした。
女性にとっての労働環境を改善する取り組み 生理研修や不妊治療補助金制度など導入
同社の女性社員比率は、総務省発表の建設業の女性比率(17.7%)を大幅に上回る。女性社員の増加に合わせて、女性特有の健康課題や働く環境に対する取り組みも積極的に行い、これまでに以下の制度を整えた。
- 全社員への生理研修導入
- 不妊治療補助金制度
- 通称・旧姓の利用を正式な制度へ
- 作業所における女性用の更衣室やトイレの整備
- 作業服を女性向けに改善
- 生理休暇の名称変更、毎月連続した2日を無給から有給へ
子育てに関する働き方改革 社内保育園や出産子育て支援金などで育児サポート
さらに、結婚や出産などのライフステージにかかわらず、仕事を続けやすい環境づくりを提供するため、以下の5つの育児支援を整備した。
「出産子育て支援金」の支給
第1子:10万円、第2子:20万円。以降、子1人当たり10万円を加算して支給。
企業主導型保育園「りんごぐみ」の設置
建設会社で培った技術や知識を基に、本社敷地内に企業主導型保育園を建設。
出生時育児休業
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