「災害時のフェイクニュース」 3人に1人がだまされた経験 Z世代では約半数
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年08月25日
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ミドリ安全(東京都渋谷区)は8月24日、9月1日の「防災の日」を前に、Z世代からベビーブーマー世代までの全国の男女1000人を対象に、災害時の情報取得やフェイクニュースへの認識に関する調査の結果を公表した。
フェイクニュースにだまされる傾向 若い世代ほど顕著に
災害時にSNSなどに投稿されたフェイクニュースを信じてしまった経験について聞いたところ、全世代では「頻繁にある」と回答した人は2.9%、「ときどきある」が15.3%、「1回~数回程度ある」が16.0%で、34.2%に当たる3人に1人が実際にフェイクニュースを1度でも信じてしまった経験があることがわかった。
SNSに投稿されたフェイクニュースでは、2016年に発生した熊本地震の直後、「熊本の動物園からライオンが逃げた」というデマ情報をSNSに投稿して、動物園の業務を妨害したとして、神奈川県に住む会社員の男が熊本県警に逮捕されたケースなどがある。
最近では生成AIなどテクノロジーの発展でフェイクニュースはさらに巧妙化している。こうしたフェイクニュースを信じてしまう傾向は若い世代ほど顕著で、今回の調査では、Z世代(18歳~28歳)では1度以上信じてしまった割合が45.6%と最も高い結果となった。
情報取得はテレビから Z世代は「X(旧Twitter)」が約半数
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