備蓄するだけでは不安? 「持ち歩ける」防災ポーチに学ぶ、実効性のある企業防災備蓄の在り方
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月20日

アクセスランキング
アクロクエストテクノロジー(神奈川県横浜市)は8月19日、社員向け防災対策の一環として、7月に市販のアイテムを詰め合わせた「防災ポーチ」を配布したと発表した。
同社では2022年に初めて防災ポーチを作成し、希望する社員に配布して以降、毎年ブラッシュアップを重ねている。今回は自宅や職場の近隣での徒歩移動中、または屋外での待機時などを想定し、厳選したアイテムによって軽量化をはかった。
わずか270gへと軽量化を実現、防災ポーチの中身は?
同社では、2022年6月に防災アドバイザー高荷智也氏のYouTubeチャンネル「死なない防災!そなえるTV」などを参考に、第1弾の「防災ポーチ」を作成した。その後、社員一人ひとりの身を守るための取り組みとして、毎年ポーチの内容を見直し、アップデートしたものを配布している。
2025年版の防災ポーチは、無印良品のメッシュケースSに収納。重さは270gと、2022年の580gから半分以下への軽量化を実現した。

ポーチの中身は以下のとおり。
- 無印防災ハンカチ
- 無印ばんそうこう10枚
- コクヨ防災救助笛
- 傷パッチM
- エマージェンシーシート
- 携帯トイレ ポイレ
- 個包装マスク
- えいようかん2本
- ポケットティッシュ(水に流せる)
- キレイキレイ除菌シート(ノンアルコール)
- レジ袋 20号
受け取った社員からは、「徒歩での出社時に持ち運びやすく、必要なアイテムがそろっているので安心できる」といった声が寄せられているという。
企業の防災備蓄率は約8割も、「使えるか不安」が約6割
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。