年齢と立場のギャップを解消する 年上部下マネジメントのポイント

60歳を過ぎたら収入減も……増加する働くシニア。年上部下へのマネジメントはなぜ難しいのか?

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ HRDサービス共創部 パーソナルディベロップメントグループ マネジャー 内山 敦夫
最終更新日:
2024年11月11日

近年、「年上の部下に対してどのように接したらよいか悩んでいる」という相談が増えています。本連載では「年上部下マネジメント」について、心構えや考え方、具体的なコミュニケーション手法について解説をしていきます。第1回はかかわり方の前段として、「年上部下マネジメント」の難しさの背景をご紹介します。

年上部下マネジメントの難しさ

まず「年上部下」ですが、本連載では50歳代後半以降のシニア社員のことを指すことにします。シニア社員に対して年齢の若い上司がついている状況をご想像ください。

では、年上部下に対する相談にはどのような声があるのでしょうか。人事の方や上司の方にうかがうと以下のような声が聞こえてきます。

  • 給料に見合った貢献ができていない。いわゆる不活性に陥っている
  • 元管理職であった人の扱いが難しい。本人の意欲も下がっている
  • 自分がやれることしかやらない。新しいことに挑戦しない。学びにも消極的
  • 心を開いてくれない。関係づくりが難しい

部下本人のパフォーマンスや意欲の低下や、上司自身の関与の仕方に悩みを感じている方がいるようです。

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プロフィール

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ HRDサービス共創部 パーソナルディベロップメントグループ マネジャー
内山 敦夫

プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(米国CTI認定資格)。キャリアコンサルタント(国家資格)。人材開発・組織開発等の業務に従事したのち、新規サービス開発や事業責任者を担当。スタッフ部門・営業部門など複数部門でのマネジメント経験を経て、現在はコーチングやマネジメントに関するコミュニケーション領域を担当。

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