労働者の約8割が上司の伝え方に不満 リアルタイムで発生する職場内でのコミュニケーション不全
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月31日

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Relays(東京都中央区)が7月30日、職場のコミュニケーションに関する意識調査の結果を公開した。調査の結果、81.9%のビジネスパーソンが上司・先輩の「伝え方」でモチベーションが下がった経験があることがわかった。
そのうち70.7%が「現在の職場」での経験と回答し、多くの職場でコミュニケーション課題がリアルタイムで発生していることが判明した。
81.9%が上司・先輩の「伝え方」でモチベーションが下がった経験あり
調査によると、「これまでの社会人経験で、上司・先輩の『言い方』や『伝え方』が原因で、腹が立ったり、モチベーションが下がったりした経験はありますか?」という質問をしたところ、81.9%が「はい」と回答した。
さらに、その経験が「現在の職場でのことか」を尋ねたところ、70.7%が「はい」と回答し、多くの職場でコミュニケーション課題がリアルタイムで発生していることが判明した。
具体的にどのような「言い方」や「伝え方」が不満の原因となっているのかを聞いたところ、最も多かった回答は「感情的・高圧的な口調だった」で43.1%を占めた。次いで「言っていることが毎回変わる(朝令暮改)」が38.9%、「人格を否定するような言葉だった」が37.1%と続く。
その他にも「指示があいまいで後から『そうじゃない』と言われた」(35.3%)や「人前で叱責された」(29.9%)といった声も多く挙がった。単なる指示内容だけでなく、その際の態度や配慮の欠如が部下の不満につながっている実態が浮き彫りになった。

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