提案制度のマンネリを「好き」で打破 丸井が受賞者を副業で受け入れる、人材獲得と事業の連動施策
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年03月18日
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丸井グループ(東京都中野区)は3月16日、新規事業案を募る「『好き』を応援するビジネスコンクール」の最終選考を開催し、受賞チームを決定したと発表した。本コンクールは、参加者自身の「好き」という熱量を起点にしたビジネスアイデアを同社が支援し、事業化を目指す取り組みである。
これまで社内限定で実施されてきたが、今年度から初めて社外にも募集枠を開放。最大の特長として、アイデアの表彰にとどまらず、受賞者が同社に入社、あるいは現在の所属企業に在籍したまま「副業」として事業に参画する、新たな人材活用の枠組みを導入している。
「手挙げ文化」による社内提案制度の活性化と過去の実績
多くの企業において、社内提案制度は「通常業務に追われて提案が出ない」「一部の層しか参加しない」といった形骸化のリスクを抱えている。この課題に対し、丸井グループは個人の感情や価値観が原動力となる「『好き』が駆動する経済」を経営ビジョンに設定した。
いきなり収益性の高い事業案を求めるのではなく、個人の「好き」を起点とすることで、社員の自主性と創造性を引き出す「手挙げ文化」の醸成をはかっている。過去の社内コンクールでは、アルバイト社員の提案から、利用額の一部が美術館へ寄付される「ミュージアム エポスカード」が実際に事業化された。
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