がん罹患リスク軽減のためHPV検査キットを女性従業員約1600人に配布 健康経営の一環として
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月08日

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インターメスティック(東京都港区)は5月7日、健康経営の一環として、女性従業員約1600人に、子宮
20歳代からの子宮頸がん対策を強化、数千人規模の導入
契約社員や一部のアルバイトを含む、20歳以上の女性社員が対象。数千人規模での企業による検査キットの導入は、同社によると国内初の取り組み。検査キットでは、子宮頸がんの主な原因である、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染有無を調べることができ、自宅で手軽に実施できる。医師監修の動画で、実施手順や子宮頸がんに関する正しい知識を、わかりやすく案内するサポート体制を整えた。
動画を監修した元名古屋大学教授の柴田玲医師は「企業が主導して、全ての女性従業員に提供した今回の取り組みは、女性の健康に対する社会的意識の向上につながるものであり、また子宮がん検診の裾野を広げる上でも非常に効果的な手段」とコメントしている。
若い女性の発症率が増加している子宮頸がん、予防や早期発見が重要
同社はこれまでも30歳以上の女性社員に対し、子宮頸がん検査(細胞診)の受診を推奨してきた。2025年度からは20歳代社員も、細胞診を無料受診できる体制を整備。細胞診とHPV検査を併用することで、予防効果を高め、女性社員の健康リスクのさらなる低減をはかる。
厚生労働省によると、近年は若い年齢層で発症する割合が増えている。年間で約1.1万人(2019年)が
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