NXHD、DX人財育成を強化 グループ従業員5万8000人に教育プログラム開始

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年07月10日
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NIPPON EXPRESSホールディングス(東京都千代田区)は7月7日、約5万8000人の従業員を対象に、DX(デジタル・トランスフォーメーション)人財育成のための社員教育を強化すると発表した。DXを社内で推進していくエンジンとなる人財を育成するため、7月から「リテラシー教育」と、DX推進の中核人財向けの「専門教育」を開始する。

オリジナル教材でITレベルに合わせた教育プログラムを展開 100人のDX中核人財には「専門教育」を提供

「リテラシー教育」では、オリジナル教材を活用してDXの基礎知識を教育する。同時にITスキルのチェックを実施してそれぞれのITスキルレベルを計測し、社員一人ひとりのITスキルレベルに応じた教育プログラムを実施する。当面は国内グループ約3万8000人の従業員を対象にし、来年には海外グループ約2万人の従業員に展開することで、合計約5万8000人がDXの基礎教育を学ぶ計画だ。

「専門教育」は、すでにDXに取り組んでいる約100人の中核人材を対象に、体系的なリスキリング教育を実施するもの。同社では、ビジネス観点の専門性が特に高い人財を「DX人財」、IT観点の専門性が特に高い人財を「IT人財」とし、両方の特性をもつ人財を「デジタル人財」と位置付ける。専門教育ではリスキリングを通じて、さらに積極的にデジタル人財の教育を行っていく方針だ。

NXグループ「DXを成長エンジンにさらなる成長を」

同社は「物流業界は、新たな社会課題、新しいニーズなどの出現で変革を求められており、サステナブルな社会への貢献とそれを支えるロジスティクスの発展を目指す」とし、「今後海外のグループ会社含めた全社員のDXに関する知識とスキルを向上させ、DXを成長エンジンとして、さらなる成長を目指していく」としている。

NIPPON EXPRESSホールディングスが定義する「デジタル人財」
NIPPON EXPRESSホールディングスが定義する「デジタル人財」(※画像クリックで拡大)

九州電力では従業員全員がDXスキル底上げに取り組む 東京都ではDX人材確保に支援の動き

社会全体で進むデジタル化に対応するため、企業でも従業員のリスキリングを含めた対応を進めている。

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