入社する社員のアルムナイ比率が3年で4.6倍に大幅増加 リファラル採用の対象拡大が奏功
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年04月07日

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タメニー(東京都品川区)は4月4日、自社の社員に知人や友人を紹介してもらうリファラル採用の対象を元社員にも拡大をしたところ、2024年度入社社員に占めるアルムナイの割合が12.8%で2022年度に比べて約4.6倍に増加したと発表した。
大手企業の半数以上でアルムナイ採用を実施、企業は「即戦力」に期待
国内で「キャリアの流動化」「転職の一般化」が進む中、一度退職した人材が再び同じ企業に戻る「アルムナイ採用」を活用する企業が増加している。
マイナビ(東京都千代田区)が2024年3月に発表した「中途採用・転職活動の定点調査」によれば、企業のアルムナイ採用実施率は40.9%にのぼり、従業員300人以上の企業では半数以上の55.7%がアルムナイ採用を実施していた。
調査でアルムナイ採用を活用し、出戻り転職をした人にその理由を聞いたところ、「即戦力として活躍できる」(44.4%)が最も多く、「会社に知り合いがいて働きやすい」(42.2%)「会社の文化、風土、業務になじみやすい」(36.4%)と続いた。
また、企業側にとっても、アルムナイ採用を実施している企業に対して「実施して良かったこと」を聞いたところ、「即戦力として活躍してくれること」(54.0%)が最も高く、次いで「採用・育成コストを削減できること」(48.0%)、「自社外で身に付けたスキルを還元できること」(44.6%)の順番だった。
社員同士のつながり生かして採用活動、社内の魅力や文化を伝える
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