セガが初任給を10%アップし33万円に 報酬・働き方改革も同時に進め、人材獲得を強化
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月13日
セガ(東京都品川区)は11月12日、2026年4月入社の新卒社員から初任給を現行の30万円から33万円へ、約10%引き上げると発表した。物価上昇や人材獲得競争への対応として、報酬制度の見直しや働きやすい環境づくりを進めている。
新卒初任給は33万円に 報酬制度を柔軟化し競争力強化へ
今回の給与改定では、初任給の引き上げに加え、既存社員を対象とした基本給のベースアップも実施される。2026年4月1日より、国内の正社員の基本給を平均約10%引き上げるほか、賞与の一部を組み入れる形で、役割に応じた柔軟な報酬体系へと改定される予定だ。
セガは「Empower the Gamers 感動体験を創造し続ける」というミッションの下、エンターテインメント事業をグローバルに展開しており、その実現には多様な人材の採用と育成が不可欠だとしている。給与水準の見直しは、従業員が安心して働ける環境の提供とともに、国際的な人材競争に対応するための取り組みの一環だ。
育児・介護・副業まで支援 「ファミ+」「Job+」など多様な制度を拡充
セガは報酬面の強化と併せて、働きやすさを支える人事制度の拡充も進めている。代表的なものが、育児・介護支援の「ファミリーサポートプラス制度(ファミ+)」と、副業支援制度「Job+」だ。
ファミ+制度では、育児・介護を両立しながら働けるよう、さまざまな支援策が整備されている。たとえば、子が2歳に達するまでの育児休業、小学3年生までの短時間勤務、卵子凍結にかかる医療費の支援、出産・子育て支援金(1子あたり30万円)、育休復職支援金(20万円)など、ライフステージに応じた支援を提供している。
介護分野でも、最大93日間の介護休業、短時間勤務制度、保存有給休暇の利用、外部相談窓口の設置など、家族を支える社員への配慮が見られる。
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