パニック障害の正しい理解と向き合い方

パニック障害に我慢は禁物。早めの受診で早期回復へ 悪化させないためのセルフケアと治療法

渋谷365メンタルクリニック 心療内科医 和田 悠起子
最終更新日:
2025年09月11日
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前回「『死んでしまうかも』強い発作で出社も困難に……誰もが突然、起こり得る『パニック障害』とは」では、パニック障害の基礎知識について紹介しました。今回はパニック障害の対処法と治療法を解説していきます。

受診の重要性 早期の対応が症状の悪化を防ぐ

パニック障害は、早期に適切な医療機関を受診することが何よりも重要です。症状が軽度で、自己分析ができる方であれば一時的なセルフケアで乗り越えるケースもありますが、基本的には医療的な支援が必要な疾患です(図表)。

図表:パニック障害の治療

冒頭で説明した通り、発作を繰り返すうちに、「また起こるのではないか」という予期不安が強まり、外出や通勤など日常生活そのものに支障が出ることも少なくありません。

こうした悪循環を防ぐためにも、少しでも異変を感じた段階で専門家の診断を受けることが望まれます。発作の頻度や重症化を抑えるには、「我慢」よりも「受診」が早期回復への鍵となります。

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プロフィール

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渋谷365メンタルクリニック 心療内科医
和田 悠起子

パニック障害など精神疾患の診療に加え、産業医として中小企業から中堅大手企業までさまざまな企業で業務に従事。株式会社オービックビジネスコンサルタントが開設する「OBC社内診療所」の院長も兼任。InstagramやYouTubeなどで健康情報や労務についての発信も行う。

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