管理職として活躍するために身に付けておきたい、インバスケット思考法

【インバスケット実践編】重要な案件……リーダーのあなたが部下にいってはいけない言葉とは?

株式会社インバスケット研究所 代表取締役 インバスケット・コンサルタント 鳥原 隆志
最終更新日:
2024年10月28日

前回「インバスケット思考のポイントは『時間』。『全ての仕事を完璧に!』の考え方では成果は上がらない」では、「インバスケット思考」についてご紹介しました。最終回となる今回は実践編として、実際にインバスケットで案件処理をした上で、自身の回答を振り返ってみましょう。

インバスケット実践編:制限時間7分の問題

みなさんには主人公になりきり、案件処理をしていただきます。制限時間は7分です。実際の回答をメモやノートに書いてみてください。

あなたは製造課長です。部下の大西さんから報告が入りました。

「部品の生産を全て委託している大熊電子の工場で、生産ラインにトラブルが発生しました。
したがって、部品Aの調達ができなくなりました。
生産ラインの復旧まで40日はかかるとのことです。
在庫は3日分しかないので、それ以降は当社の製品の大部分が生産停止になります。
大熊電子にペナルティーを科そうと思っていますが、よろしいですか?」

インバスケット実践編:回答を振り返る

この問題は実際に私がオンライン勉強会の「インバスTV」で使用したケースですが、そこでメンバーから出された回答も参考に振り返っていきましょう。

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

続きは「月刊総務プレミアム」をご契約の会員様のみお読みいただけます。

  • ・さらに有益な付加価値の高い有料記事が読み放題
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツも割引価格でご利用可能に
  • ・「月刊総務デジタルマガジン」で本誌「月刊総務」も読み放題
  • ・本誌「月刊総務」も毎月1冊、ご登録いただいたご住所にお届け

プロフィール

株式会社インバスケット研究所 代表取締役 インバスケット・コンサルタント
鳥原 隆志

株式会社インバスケット研究所を設立し、代表取締役に就任。日本のインバスケット・コンサルタントの第一人者としてテレビやラジオに出演し、ビジネスパーソンの行動分析をするなど活動中。国内外での講演や、研修実績多数。延べ受講者数は3万人以上を数える。主な著書に『究極の判断力を身につけるインバスケット思考』(WAVE出版)、『一瞬で正しい判断ができる インバスケット実践トレーニング』(朝日新書)、『たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく』(KADOKAWA/中経出版)がある。著書は50冊以上累計80万部を超える。

特別企画、サービス