サントリーの自販機が発見した「雑談の法則5つ」 時間は約3分、「ながら雑談」が吉

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年11月22日
ogp20231122kami_1

サントリー食品インターナショナル(東京都港区)は11月21日、職場で「雑談がちょっと生まれやすくなる5つの条件」を発表した。

同社が展開する「社長のおごり自販機」を設置する企業120社へアンケート調査を実施し、この自販機の利用方法と合わせて分析した。なお「社長のおごり自販機」は、社員2人がそろい、自販機の対象部分に2枚の社員証を同時にタッチすることでそれぞれ1本ずつ飲み物を無料で受け取ることができる。

すぐに実践できる雑談の条件「約3分まで」「ついでに雑談で緊張を強いない」

調査結果からは、気軽で実践しやすい雑談の場を生み出す条件が具体的にされた。同調査の監修を行ったのは、雑談研究者の清水崇文氏(上智大学言語教育研究センター教授)。調査結果から清水氏が分析した、「雑談がちょっと生まれやすくなる」5つの条件は以下の通り。

  1. 終わりの時間がよめる
  2. ながら・ついで
  3. 共同作業
  4. 目の前にある共通の話題
  5. 適度な距離でヨコ並び

「雑談が生まれやすくなる5つの条件」「雑談が生まれやすくなる5つの条件」

「終わりの時間がよめる」少し物足りないと思える時間が気軽な雑談に

職場での「社長のおごり自販機」利用時の雑談時間は「約3分」という結果で、「約9分から」負担に感じるという結果だった。3分という時間は、「雑談は『腹三分目』くらいがちょうどよいといえそう」と同社は分析する。3分の雑談は、「少し物足りない」と思えるくらいの短さで、業務のすきま時間に収まりつつちょっとした息抜きにもなる。

また、自販機なら誘う側も誘われる側も「気軽」という点や、一緒に自販機に向かい、飲み物を受け取るまでがひと区切りとなる「時間が読める短い数分」が、気軽な雑談につながる。

「ながら・ついで」雑談のための時間でないことがリラックスした状態を生む

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • 【AI×交通安全運動】111社が共同で事故リスク削減に取り組んだ2か月間……その結果は? PR
  • オフィスの課題解決はデータ収集から 社員の位置情報を自動で管理しフリーアドレスを効率化 PR
  • 大切なのは「自社ならでは」のオフィスづくり 社員の「心」を解析すると幸せな働き方が見えてくる PR

特別企画、サービス