従業員エンゲージメント向上には、賃上げよりも働き方改革やウェルビーイングが重要 NTT調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年03月07日

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NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(東京都品川区)は3月6日、NTTデータ経営研究所(東京都千代田区)と共同で、NTTコム リサーチ登録モニターおよび協力企業を対象に「働き方改革2024」に関する調査を実施し、その結果を公表した。企業では賃上げにとどまらず、働き方改革やウェルビーイングの推進、リスキリングへの取り組みにおいても二極化している実態が明らかになった。
記録的な賃上げにもかかわらず、半数以上は「満足度していない」と回答
近年の物価高騰や経済環境の変化を受け、国内企業では継続的な賃上げ機運が高まっている。2024年の春闘では賃上げ率は5%を超え、33年ぶりの高水準となった。こうした状況を踏まえ、今回の調査では、賃上げに対する満足度について聞いた。
2023年または2024年の月給・賞与で賃上げを経験した従業員(N=538)を対象に、賃上げ後の賃金が「物価上昇に対して追いついているか」「自身の業務に見合っているか」を質問したところ、「大いに感じている」または「感じている」と回答した人の割合は、物価上昇に対して15.8%、自身の業務に対して19.7%にとどまった。
一方、「あまり感じていない」または「感じていない」と回答した人の割合はいずれも過半数を上回った。

賃上げはあくまでも衛生要因、働きやすさやウェルビーイング向上に向けた施策がより重要に
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