なぜ「キャリア志向なし」の新入社員が過去最高の割合なのか? 会社に求められるキャリア形成支援
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月17日

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ALL DIFFERENT(東京都千代田区)の研究機関であるラーニングイノベーション総合研究所は6月16日、2025年度新入社員のキャリア志向についての調査結果を発表。「キャリア志向なし」の割合が過去12年間で最高だったことを明らかにした。
過半数がキャリア形成支援として「上司に相談できる機会」を希望
将来、会社でどのような役割を担いたいかを聞いたところ、トップは「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」(専門家)で27.0%。次に「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」(管理職)が25.2%で続く。
そして、23.5%は「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」と考えており、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」という人が23.3%いる。

キャリア形成支援として会社に期待することとしては、半数以上が「上司に相談できる機会をつくってほしい」と答えている。
新入社員がキャリア形成支援について会社に期待すること(複数回答、N=3931)
- 上司に相談できる機会をつくってほしい 54.3%
- キャリア形成についてのセミナーや勉強会などを開催してほしい 36.8%
- 上司以外の社員に相談できる機会をつくってほしい 33.7%
- 社外の人の意見を聞ける場を設けてほしい 25.4%
- 会社に期待するものではないと考えている 6.4%
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