トランスコスモス、韓国で「読書経営優秀職場」最優秀賞を受賞 職場に根づく読書文化が評価
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月25日
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トランスコスモス(東京都渋谷区)は11月21日、韓国現地法人が「第12回大韓民国読書経営優秀職場認証制度」において、最優秀賞を受賞したと発表した。主催は韓国文化体育観光部および韓国出版文化産業振興院で、業務支援サービスを中心とする企業としては初の最優秀賞受賞となる。
読書意識に応じて層別化 多様なアプローチで文化を醸成
トランスコスモスは2018年以降、毎年「読書経営優秀職場」の認証を受けており、2018年および2022年には優秀賞も受賞している。今回の最優秀賞は、読書を通じた従業員の成長支援と、読書文化の継続的かつ組織的な活用が評価されたもの。顧客対応やITサポート、アウトソーシングなどを手掛ける業務支援分野の企業が、同制度で最優秀賞を受けるのは今回が初めてとなる。
同社では、「読書により成長する個人、つながる組織」をビジョンに掲げ、読書を基盤とした組織文化の醸成を推進している。従業員の読書意識に応じて対象層をグルーピングし、「余暇・癒し」「自己啓発・教育」「組織文化への活用」の3つの推進戦略を軸に、多角的な取り組みを展開している。
「余暇・癒し」は、読書への関心が比較的低い層を対象とした戦略で、読書を自然に習慣化できるようにすることを目的としている。社内には快適な読書空間を整備し、毎月数百冊の新刊書を購入。軽く愉快なサブカルチャー要素を組み入れ、さまざまなジャンルの書籍に触れられる環境づくりを進めている。
「自己啓発・教育」では、電子図書館、著者講演、年間読書目標支援、YouTubeでの読書番組などを活用。職務スキルの向上や自律的な学習文化の定着を目指し、教育制度や人材育成方針とも連動した持続可能な「読書生態系」を構築している。
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