総務のマニュアル
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職場全体の成長、活性化につながる VUCA時代の新人育成のコツ
上下関係の緩さが鍵。OJT担当者必読! 新人のパフォーマンスを高めるコミュニケーション法
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ HRD統括部 HRDサービス開発部 研究員 武石 美有紀
最終更新日:
2025年05月26日

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OJT担当者に向け、3回に分けて新人育成のポイントを解説していく本連載。前回は、新人を育成する目的や役割、メリットについて紹介しました。今回は、新人のパフォーマンスを高める指導方法について見ていきます。
新人が考える理想の上司像、10年前とどう違う?
初めに、当社が実施した「新入社員意識調査2024」のデータ(図表1)をご覧ください。新人に「上司に期待することは何か」を聞いた結果を、今と10年前で比較しています。
このデータを企業向けセミナーでご紹介すると、そこで特に盛り上がるのは「言うべきことは言い、厳しく指導すること」が10年前と比較して11.8ポイント下がっているということについてです。この結果に対して「自分たちは厳しさに耐え抜いて成長できた」「厳しく指導をしないでどうやって成長させるのか?」などの声が上がります。みなさんは、どのような感想を持ちましたか?
新人は厳しい指導が苦手。一方で、ただ「優しく」接するだけでは成長しない。では、どのようなことを意識して新人にかかわるのがよいのでしょうか。
成長を望んでいるが、厳しい指導は苦手な新人世代
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