イトーキ、北海道産素材で共用部を再設計 地方企業の人材戦略と働く環境を空間から支援
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月06日
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イトーキ(東京都中央区)は10月31日、総合ITソリューション企業HBA(北海道札幌市)の本社オフィス全面リニューアルで、共用部の企画・設計・施工を、デザインパートナーとして支援したことを発表した。
江別れんが、札幌軟石などの地産地消素材を採用
イトーキは今回、HBAの8階建て本社ビルのうち4フロアを対象に、共用部を中心とする空間構成、動線設計、素材選定を担当。オフィスコンセプト「全社員の拠り所」と定め、自然との調和を重視し、江別のれんが、札幌軟石、北海道産木材などの地産地消素材を採用した。
緑あふれる外部環境を生かし、居心地よく出社意欲を高める温かみのあるインテリアに仕上げ、社員だけでなく来訪者にも、ブランドの世界観が伝わる空間とした。
象徴的なエリアが、多目的スペース「Synora(シノラ)」。イベントやカフェ、ワークショップなど多用途に活用できる場として設計されており、福利厚生の一環として提供されるコーヒーマシンや大型スクリーン、音響設備など、最新のAV機器を完備している。
また、エンジニアによる成果発表会や産学連携イベント、eスポーツなどを含む社内クラブ活動の拠点としても活用され、スキルアップとチームビルディングの両面で機能しているという。
HBA本社の刷新は、2023年の品川コラボレーションオフィス、2024年の創成イノベイティブオフィスに続く人的資本投資の第3弾。地方から全国へ発信するHBAブランドの象徴として、地方企業におけるDX人材戦略の新たなモデルケースと位置付けられている。
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