三井住友海上、スマートウォッチで事故防止 ドライバー・作業員の健康異常を検知
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月20日

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三井住友海上火災保険(東京都千代田区)は10月17日、スマートウォッチを活用した自動車・労災事故防止サービスの提供を開始した。スマートウォッチやバイタルセンシングデバイスを活用し、健康と安全を見守るサービスを提供するenstem(東京都港区)と協業する。
事故につながるリスクを事前に検知し、企業の安全管理体制の強化を支援する狙いだ。
ドライバーと作業員向け、2種類のサービスを展開
提供するのは、ドライバー向けの「Nobi for Driver」と、作業員向けの「MAMORINU」の2種類。いずれもスマートウォッチを通じて、利用者のバイタル情報をリアルタイムで取得・分析し、体調の異変や事故リスクを検知する。
運転中の異変を検知する「Nobi for Driver」
「Nobi for Driver」は、ドライバーが装着するスマートウォッチから、心拍数や体表温度などのバイタルデータを取得。異常を検知すると管理者に通知が送られる。
さらに、位置情報と組み合わせることで、ルート上の危険箇所を可視化したり、運転状況をリアルタイムで把握したりすることが可能。蓄積データの分析により、ドライバーごとの体調管理や安全運転指導にも活用できる。

作業現場の安全を守る「MAMORINU」
「MAMORINU」は、建設業や製造業などの作業現場向けのサービス。
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