シェアオフィスで働くとなぜ生産性やウェルビーイングが向上するのか 三井不動産が4000人調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月22日

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三井不動産(東京都中央区)は、同社が展開するシェアオフィスの利用効果を定量的に把握するため、2022年と2024年の2回にわたり調査を実施した。延べ4000人以上を対象としたもので、結果は8月20日に公表された。調査の結果、シェアオフィスの利用が生産性や働く人のウェルビーイング向上に寄与することが明らかになった。
シェアオフィス利用もするハイブリッド型が各項目で高スコア
調査はまず、シェアオフィス利用者へアンケート調査を行い、シェアオフィスの利用と、組織へのコミットメントや創造性(クリエイティビティ)などへの影響との相関関係を調査した。
次にEYストラテジー・アンド・コンサルティング(東京都千代田区)の社員を対象に追跡調査を実施。シェアオフィス未経験者に3か月間の同社のワークスタイリングを利用してもらい、利用前後の回答結果の違いを分析した。
同期間にシェアオフィスを利用しなかった社員も調査し、両者の回答結果を比較することで、シェアオフィスの利用が効果に寄与していることを確認したという。
生産性、組織へのコミットメントなどと相関関係が認められる
2022年10月と2023年1月に行われた「シェアオフィス利用者へのアンケート調査」では、対象を以下の3つのタイプに分けて調査した。
- オフィス型
- オフィス+自宅型
- シェアオフィスも利用するハイブリッド型
その結果、シェアオフィスも利用するハイブリッド型が生産性、組織へのコミットメント、ワークエンゲージメント、クリエイティビティ、イノベーション、集中度、職務満足度など各項目で高スコアを記録した。双方の変数には相関関係が確認された。
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