パナソニックの長時間残業抑止システムがTeamSpiritと連携 「2024年問題」に対応
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年06月12日
1ヶ月のアクセスランキング
パナソニック ソリューションテクノロジー(東京都港区)は6月8日、同社が提供する長時間労働抑止システム「Chronowis(クロノウィズ)」と、チームスピリット(東京都中央区)が提供する勤怠管理システム「TeamSpirit」が、システム連携を開始したと発表した。
多くの企業では、人事管理・勤怠管理・健康管理など複数のシステムを導入・運用しているため、システム別のID管理が人事・労務担当者の大きな業務負荷となっている。今回、2つのサービスが従業員情報を共有することで、二重管理が不要になり、入力ミスや登録の手間は削減。またアカウントの発行や削除などの業務負荷も軽減される。
現場ごとに異なる職場環境や急な変更など、複雑な建設業「労務管理」課題にも対応
「Chronowis」は、パソコンの利用制限と稼働ログの取得で、長時間労働の抑止を支援するサービス。以下のような機能を通じて、働きすぎやコンプライアンス違反を防止する。
- PC利用時間の記録
- 時間外利用時のポップアップ表示
- 強制シャットダウン
- 残業時間が月間の上限値に達する前の事前通知 など
パナソニック ソリューションテクノロジーは、同サービスは企業共通の人事・労務の課題を解決するとともに、建設業界が抱える「2024年問題」対策にも最適だと解説している。
建設業の労務管理では、たとえば、以下のような課題が想定される。
- 同じ組織の中でも多くの異なった職種があり、現場ごとに職場環境や勤務条件が違う
- 天候など、各現場の状況に合わせて、予定していた作業の場所や時間が変更になることが多い
同サービスでは、勤務形態に合わせて残業時間などの抑止条件を設定できる上、残業(延長)申請の事後承認やシャットダウン以外のパソコン利用制限方法(強制シャットダウン・ポップアップによる利用者への通知など)の選択もできる。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。