育休取得率が向上しても……男性の家事実感、産後に低下 ライオン「家事ハック」で行動変容を促す
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月22日
ライオン(東京都台東区)は7月17日、男性の育児休業取得率が高まる中、父親となる男性がより気軽に、そして主体的に家事に参加できる社会を目指し、「パパっと家事プロジェクト」を発足したと発表した。
同プロジェクトでは、家事・育児に関する実態調査に基づいた情報発信や、すぐに役立つ家事ハックガイドの提供を通じて、家庭内の負担軽減と、男性の積極的な家事・育児参画を後押しすることを目的としている。
家事の「やっている実感」、男性は産後に大きく低下
プロジェクトの第1弾として実施された調査では、妊娠期から産後にかけて、男性が家事を「自分がやっている」と感じる割合が大きく低下する傾向が明らかになった。
妊娠期と産後(産後1年以内)を比較したところ、自身の担当する家事について「自分がやっている」と実感している男性は、妊娠期の79.6%から産後には66.0%へと、10ポイント以上減少。一方で女性は、妊娠期の87.4%から産後には93.2%へと上昇しており、男女間での意識差が浮き彫りとなった。
家事に費やす時間についても、男女間のギャップが拡大している。妊娠期に「週10時間以上」家事をしていると回答した割合は男女ともに15.5%と同率だったが、産後1年以内では女性が37.9%となったのに対し、男性は16.5%にとどまり、その差は2倍以上に広がった。
別設問では、「夫は家事をあまりしていない」と感じている女性の割合が、妊娠期の58.3%から産後1年以内には60.2%へと上昇していることが明らかとなった。これを受け、同社では男性の継続的な家事参画に課題があると分析している。
男性の方が上手いと思う家事、トップは「浴そうを洗う」
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