「管理職はつらいよ」組織の変容・期待される役割の増加に、人事のサポートとのすれ違いも

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年09月26日
AdobeStock_541586693_20230926

リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)は9月25日、「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2023年」の調査結果を公表した。

「中堅社員の小粒化」、「新人、若手の立ち上がりの遅さ」人材マネジメントの難度も上昇

調査は、企業の人事担当者150人と管理職層150人を対象としている。両者が感じている企業組織課題は「ミドルマネジメント層の過重負担」が最多だった。

人事担当者が感じている「会社の組織課題」は「ミドルマネジメント層の負担が過重」が65.3%で最も多く、次いで「次世代の経営を担う人材が育っていない」(64.0%)、「中堅社員の小粒化」(63.3%)が続いた。

管理職層の「会社の組織課題」では、人事担当者と同じく「ミドルマネジメント層の負担が過重」(64.7%)が最も多く、「中堅社員の小粒化」(64.0%)、「次世代の経営を担う人材が育っていない」(62.7%)、「新人・若手社員の立ち上がりが遅くなっている」(62.7%)などの項目が上位に挙がった。

会社の組織課題
会社の組織課題(リクルートマネジメントソリューションズ調べ)

同社が調査を開始した2020年以降、「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」の選択率が1位になったのは初めて。同社は「ビジネス環境の変化が激しい中、組織目標の達成や新価値創造の役割に加え、『新人・若手社員の立ち上がりが遅くなっている』のようなピープルマネジメントの難度が上がっていることなども背景にある」と分析している。

管理職層はメンバー育成だけでなく、中長期のキャリア形成支援まで担うことに

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • 「働きがいのある会社」トップ企業のハイブリッドワークの形 戦略総務を実現できるデバイスとは? PR
  • コスト削減だけじゃない! 働き方が変わり、コミュニケーションも生まれる「照明」のすごい効果 PR
  • 災害への備えは平時から。企業の防災担当者を強力にサポートする東京都のサービスとは PR

特別企画、サービス