キャリア対話に「空白地帯」あり、部下の半数が「将来を話す機会がない」と回答 民間調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月27日
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副業人材マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」を運営するパーソルイノベーション(東京都港区)は11月26日、キャリア自律と上司・部下のコミュニケーションに関する実態調査の結果を発表した。調査では、上司と部下の会話の多くが業務中心である一方で、キャリアについて語る場が不足しており、本音を引き出しづらい職場環境が浮き彫りとなった。

半数が「キャリアを語る機会がない」 上司の支援は制度ベースにとどまる

直近1年間で上司と部下の間で交わされた会話のテーマは、「業務進捗・タスク管理」(27.8%)、「人事評価・目標設定」(25.5%)が上位となり、日常の対話が業務に偏っていることが明らかとなった。「特にない/覚えていない」という回答も31.2%に上り、定常的なコミュニケーションが不足している現状もうかがえる。

上司と部下の間で直近1年に交わされた会話テーマ
上司と部下の間で直近1年に交わされた会話テーマ(※画像クリックで拡大)

部下側に対し、上司との間でキャリアや将来について話す機会の有無を尋ねたところ、「全くない(26.9%)」「ほとんどない(23.4%)」を合わせて50.3%が「ない」と回答。さらに、「上司とのコミュニケーションがキャリア選択に影響していない」とする回答も52.7%にのぼった。

一方で、上司が部下のキャリア支援として実施していることは、「評価や目標設定に基づいたアドバイス」(36.4%)、「定期的なキャリア面談」(34.0%)が多く、制度や評価の枠組みに基づいた対応にとどまっている傾向がある。

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