三井住友海上、奨学金の返済支援でキャリア採用を活性化 奨学金返済者に特化した人材バンクを活用
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年08月19日

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三井住友海上火災保険(東京都千代田区)は8月13日、組織・人事コンサルティングを行うアクティブアンドカンパニー(東京都千代田区)が運営する人材紹介サービス「奨学金バンク」を導入し、9月より同社の中途採用に活用すると発表した。同社では、「奨学金バンク」に登録する求職者への補償制度や支援サービスなどの共同開発にも取り組む。
人材紹介の手数料から奨学金を代理返済、「奨学金バンク」の仕組み
奨学金バンクは、2024年3月に開始した奨学金返済を支援する人材紹介サービスだ。奨学金返済中の求職者を登録し、求人企業に紹介。採用が決まった場合、企業からの紹介手数料を原資として、採用者に代わって毎月一定額の奨学金を返済する。これにより、採用者の経済的負担を軽減する仕組みとなっている。既に奨学金の返済を開始している人材も、このサービスを利用することができる。

奨学金バンクを通じて入社した社員が産休や育休、介護休暇となった場合は、本人が返済猶予をしないうちは返済対象となる。また退職してしまった場合、当初予定していた返済資金をほかの継続勤務者に充当して返済期間を延長できる。
奨学金がローン型へ、経済的負担が社会課題に 企業が代理返還するメリットとは
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