小林製薬のDX人材採用、現場社員も主体的に参加できる「スクラム採用」の仕組みを取り入れ
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年11月06日
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小林製薬(大阪府大阪市)は11月2日、HERP(東京都品川区)が提供するデジタル人材採用管理システム「HERP Hire(ハープ ハイアー)」を導入したと発表した。
人材採用プロセスもDXで効率と成果を獲得 現場社員も参加する「スクラム採用」とは
同社では、1月に社長直下の組織としてCDOユニットを新設。2021年から同社のデジタル戦略の社外アドバイザーを務めていた石戸亮氏をCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)を迎え、従来のシステム部と経営企画部のDX推進担当をDX推進グループとした約70人ほどの組織で始動、「全社員提案制度」など、同社の文化を生かしたDXに取り組んでいる。
同社では、デジタル人材の採用からオンボーディングまで一連の人材獲得機能の強化を目指し、ITベンチャーなどでの実務経験を持つ人事担当者を採用した。また、6月からは新たなデジタル系の採用ポジションを多数オープンしており、今回、採用活動をさらに加速させるためにHERP Hireを導入した。
HERP Hireは、採用業務の効率化をはかり、採用プロセスに現場社員を巻き込みやすくする採用管理システムで、次のような特徴を持つ。
チャット連携で、候補者に関する情報やフィードバックを一元管理
HERP Hireは、関係者が応募情報を見ながらチャットで議論することができるため、候補者に関する情報やフィードバックが一元管理しやすくなる。
また、SlackやChatworkを通じて関係者に通知を送ることができるため、実際の仕事内容を深く理解する現場社員がスカウト対象の選定に携わりやすくなる。
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