6割超の職場に「男性中心の閉鎖的な人間関係・慣習」 女性正社員が5割以上の職場でも残る

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年07月03日
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パーソル総合研究所(東京都江東区)は7月2日、「オールド・ボーイズ・ネットワークに関する定量調査」の結果を発表した。

「オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)」とは、主に男性を中心に形成された閉鎖的な人間関係や慣習・組織文化を指す。調査では、女性社員や女性管理職の比率が高い職場でも、特定の人間関係や慣習によって機会や情報が偏る「深層の閉鎖性」が一定程度残っていることが明らかになった。

性別や年齢などの多様化が進んでも残る組織運営の閉鎖性

「オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)」を「聞いたことがある」と答えた人は18.3%と少数にとどまった。一方、意味を説明すると67.0%が勤務先に「OBNやそれに基づく慣習・組織文化がある」と回答した。言葉は知られていなくても、こうした人間関係や慣習は広く実感されていることが浮き彫りになった。

「オールド・ボーイズ・ネットワーク」の実感
「オールド・ボーイズ・ネットワーク」の実感

属性の多様化が進んだ職場と「深層の閉鎖性」の関係性を見ると、女性正社員比率が5割以上の組織でも約4割、女性管理職比率が5割以上の組織でも3割強で、「深層の閉鎖性」が高い状態で残っていることが確認された。

女性正社員比率および女性管理職比率と「深層の閉鎖性」の割合
女性正社員比率および女性管理職比率と「深層の閉鎖性」の割合

また、場面別に見ると、採用では「経営層や上級管理職との非公式なつながりの影響」(33.8%)、評価・昇進では「上司や経営層の個人的な好みや考え方が昇進の判断に影響」(44.2%)、情報共有では「非公式なつながりで情報が先に共有される」(38.4%)など、各場面で機会や判断が偏る実態が3〜4割の企業で見られることが示された。

外部人材の活躍を阻む一方、維持されやすい二面性

「深層の閉鎖性」が高い組織では、「外部から来た人が力を発揮しにくい」と感じる割合が、低い組織と比べて5.0倍に上った。新しいアイデアや視点が意思決定に反映されにくい、離職率が高いといった影響も見られた。

「深層の閉鎖性」がもたらす悪影響
「深層の閉鎖性」がもたらす悪影響

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