上司の6割が部下に嫉妬、給与や昇進スピードなどが要因か 世代間ギャップを埋める意識も散見
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月13日
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パーソルキャリア(東京都千代田区)が運営する調査機関「Job総研」が「2025年 上司と部下の意識調査」を実施した。
ワークライフバランス重視の風潮や管理職を目指さない若手の増加などを背景に、組織内での責任や負担は上司世代に偏りつつある。調査によると、上司の約6割が部下に嫉妬した経験があると回答し、限られた人員の中で業務を効率化しながら成果を出し続けることが求められる上司世代に、ネガティブな感情が生まれやすい実態が明らかになった。
若手優遇に過半数が実感、給与面での不公平感も
調査によると、回答者全体の52.7%が職場で若手世代の優遇を「感じる派」と回答した。内訳は「とても感じる」が7.8%、「感じる」が14.5%、「どちらかといえば感じる」が30.4%だった。
若手の優遇を感じると回答した204人にその項目を聞いたところ、「給与」が44.6%で最多。次いで「チャレンジの機会」が30.4%、「昇進スピード」が26.5%で、待遇面での若手優遇を実感する上司世代が多いことがわかった。
また現在部下がいる166人に部下に嫉妬した経験有無については、「ある派」が59.6%で過半数を占めた。内訳は「よくある」が7.8%、「ある」が20.5%、「どちらかといえばある」が31.3%だ。
部下に対しての嫉妬の内容は、「人事評価の結果」が27.3%、次いで「働き方」が22.2%、「学歴」が19.2%だった。
両者のキャリア観や業務の進め方に認識のズレ
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