「社内副業」成功の鍵は運用にあり エンファクトリーが三井住友海上・静岡ガスの事例を公表
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月29日

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エンファクトリー(東京都千代田区)は5月28日、企業内で社員が本来の業務に加えて別の仕事やプロジェクトに取り組む「社内副業・複業」について、同社が制度の構築、運用を支援する三井住友海上(東京都千代田区)と静岡ガス(静岡市駿河区)の事例を公表した。
三井住友海上は400人が実践 静岡ガスは「挑戦する文化」形成へ社内副業を試行
エンファクトリーは三井住友海上と2021年7月から「プロジェクトチャレンジ(社内副業)」を開始している。
エンファクトリーが提供する専用システムには、三井住友海上の社員2000人以上が登録。組織の枠を越えた社内コラボレーションやイノベーションが創出される社内文化の醸成を目指して、400人以上の社員が実際に社内副業に取り組んでいる。
静岡ガスとは、「挑戦する文化形成」を目的に2024年2月から社内副業制度の試行運用を開始した。
同制度は、静岡ガスの人材育成施策に位置付けられ、ほかの施策との相乗効果でイノベーションの源泉となる「知識量」「ものの見方」「他者と交わる機会」を増やし、ビジョン達成に寄与することを目指している。
副業制度の導入が拡大 背景に人材育成と組織課題の解消ニーズ
社員の成長機会が限定的であることへの対応や社員の主体的なキャリア形成の支援を目的に、社員の副業を認めるケースが増加している。
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