5日午後から関東で大雪の恐れ、東京23区で10センチ以上? 予報の難しい雪に備えを

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年02月05日
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気象庁は、5日昼過ぎから6日午前中にかけて、関東甲信地方の山沿いや山地を中心に大雪の恐れがあると発表した。予想より気温が低くなれば、東京23区を含めた平地でも警報級の大雪になる可能性があるとし、国土交通省ではテレワークの活用など、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。

「予報官泣かせ」予想が難しい南岸低気圧 高速道路は予防的通行止めを開始 

同庁が2月5日午前6時45分に発表した情報では、南岸低気圧の影響で、5日昼過ぎから6日朝にかけて広く雪や雨が降り、多摩地方を中心に大雪が降ると予報。また、予想より気温が低くなる場合は、東京23区を含めた平地でも警報級の大雪となる可能性があるとし、交通障害や路面の凍結に警戒を呼びかけた。

6日午前6時までの24時間予想降雪量は多い所で、関東北部の山地や甲信で30センチ、関東北部の平地や多摩西部で20センチ、関東南部の平地で7センチ、東京23区で5センチ。
またウェザーニューズ(千葉県千葉市)では、東京23区では昼頃から雪が降り始め、特に夕方から夜に雪の降り方が強まり、都心でも10センチ前後の積雪を予想している。

今回の雪をもたらす南岸低気圧は、「冬型の気圧配置による大雪」などと比較して、たった1℃の気温の差でも雨か雪かが変わるような状況になり、予測の誤差の幅が大きく出る予報が難しい現象と言われている。気象庁や気象情報の提供各社は、今後発表する防災気象情報に留意するよう呼びかけている。

高速道路の予防的通行止めを開始 JRは運休の可能性を呼びかけ、航空各社も62便の欠航を決定

NEXCO東日本は2月5日、圏央道や横浜新道などの予防的通行止めを開始した。同日15時以降、通行止めの路線は拡大見込み。また、首都高速道路でも中央環状線、3号渋谷線など入口閉鎖や通行止めを実施している。詳しくは各社ウェブサイトや公式SNSと連携などで確認できる。

JR東日本は中央本線をはじめとした各線区で、列車の大幅な遅延や行先変更、運休、運転見合わせなどが発生する可能性があるとし、運行情報に注意を呼びかけた。最新の情報は、同社ウェブサイトの運行情報のほかアプリ、運行情報公式Xで確認できる。

全日本空輸と日本航空の2社では、5日朝の段階で18:40羽田発伊丹行きJAL131便、13:35羽田発関空行きANA991便など国内便62便が欠航を決定。そのほかの航空会社も、最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。


当メディアでも既報の通り、気象庁が1時間ごとの積雪の深さと降雪量を6時間先まで予測する「今後の雪」情報を公開しているので、最新の気象情報と併せて活用したい。

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