組織のリスク管理能力の本質的向上を目指して

組織のリスク管理能力の本質的向上を目指して 第2回:リスク管理体制の構築はどこから着手するのか?(1)

一般社団法人リーガル・リスクマネジメント研究機構  代表理事 森 健
最終更新日:
2017年03月21日

最初が肝心

リスク管理体制の構築(あるいは再構築)という「重要任務」を命じられた場合、多くの方はどうしていいものかと途方に暮れるかもしれません。

これはリスク管理体制の構築・再構築にかかわらず、全社的な取り組みの場合に共通する重要な視点ですので、早く本論に入っていきたい気持ちを抑えつつ、詳述したいと思います。

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著者プロフィール

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一般社団法人リーガル・リスクマネジメント研究機構  代表理事
森 健

経歴
開成高校・慶應義塾大学法学部卒業後、約12年間地方自治体で実務経験を積む(税務、用地買収、文書法規、情報公開、防災・危機管理、行財政改革など)。その後、企業へ転職し、グローバル企業(30か国に展開。従業員約17万人規模)におけるリスク管理体制再構築やBCP策定、外資系企業(従業員約1万人規模。後に東証1部に上場)における法務・コンプライアンスの責任者など複数社でマネジメント職を経験。 2015年7月より一般社団法人リーガル・リスクマネジメント研究機構 代表理事に就任。行政・企業の双方で総務、法務、危機管理、人事・人材育成といった管理系業務を経験し、たとえば行政においては「災害対策本部に詰めて避難勧告発出の意見具申」をし、企業においては「新型インフルエンザ対策本部における事務局の実務責任者として対応の指揮をとる」など、「官民ハイブリッドな実務経験」を管理系業務を中心に備えている。実務経験に根差した研修やアドバイスは「わかりやすい」「参加者の腑に落ちる」と講評を得ており、企業からリリーフ的な依頼も多く、稼働実績も急増中である。

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