インサイドセールスで効果を発揮、残業2割削減など 「第24回テレワーク推進賞」受賞事例
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年11月30日

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一般社団法人日本テレワーク協会(東京都千代田区)は11月29日、「第24回テレワーク推進賞」の受賞結果を発表し、9の企業・団体が選ばれた。
テレワーク活用による個人・チームの生産性向上など、先進的な取り組みを評価
同賞は、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方である「テレワーク」を推進する企業を表彰するもので、2000年から実施している。今年度は「見つけよう!真に時間と場所にとらわれない暮らしと仕事のスタイル」をテーマに募集した。
表彰は会長賞のほか、カテゴリ別の部門があり、実践事例・普及貢献/ビジネス創出・地域活性化・社会貢献・ユニークな取り組みに特徴のある企業が選出される。
今年度の受賞企業の主な取り組み内容と受賞理由は、以下の通り。
実践事例(優秀賞):富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(東京都江東区)
同社では、ABW(業務内容や気分に合わせて時間と場所を自由に選択できる働き方)を導入しているが、モバイルPCやスマホのほか、「どこでもプリント」や電子契約・帳票電子化などの多彩なソリューションを組み合わせることで、効率的なテレワークを実現。業務プロセスの改善とともに、人事制度やオフィス環境の総合的な改革をはかっている。
テレワークの実践事例では、全国横断でのインサイドセールス、テレセールス活動などで具体的な実績につながっているという。
同社の「個人とチームの生産性を高める働き方改革の取り組み」について、同賞審査委員会は、テレワーク実践のステップとしては自社での定着が完了しており、その知見を基に、他社に広く拡散するステージに到達していると評価する。

ビジネス創出・地域活性化(奨励賞):寿商会(石川県金沢市)
同社のテレワークは、「どこにいても仕事の質やスピードが変わらない取り組みができる」点に特徴がある。
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