第一生命HD、育児支援策を強化 復職者に月5万円分ポイント サポート社員に手当も
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月18日

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段階的に施行されている改正育児・介護休業法。10月からは企業に対し、仕事と育児の両立に関する個別の意向聴取や配慮が義務付けられる。
各家庭の事情に応じた仕事と育児の両立に関する意向を、従業員が妊娠・出産などを申し出たときや、子が3歳になる前の適切な時期に、個別に聴取する必要がある。企業は聴取した意向を踏まえ、自社の状況に応じて、業務量の調整、両立支援制度などの利用期間の見直し、勤務時間帯・勤務地にかかる配置、労働条件の見直しなどをすることが求められる。
休業取得支援と早期復帰への支援は両輪で推進
第一生命ホールディングス(東京都千代田区)は8月15日、長期休業の取得支援と早期復帰を希望する社員への支援を、両輪で推進することが重要であるとした。そのうえで、10月1日より新たな仕事と育児の両立支援策を実施することを発表した。
フルタイム復職者に月5万円分のポイントを付与
育児関連サービスに使用できるポイントを付与する制度が「アーリーカムバック支援プラン」だ。子が1歳2か月までにフルタイム復帰した女性社員が対象で、復職月の翌々月から子が満2歳に到達した月までの期間(※1)、毎月5万円分相当のポイントを付与する。
※1:復職月の翌々月1日から、子が満2歳になる月の末日までの期間を指す。
企業が用意した福利厚生メニューの中から、好きなものを選んで利用できるカフェテリアプランを通じて利用でき、ポイントは家事代行やベビーシッター利用、ベビー用品チェーン店舗での育児用品購入時に使える。
同社は、経験やノウハウを持つ社員が自身のキャリア志向に沿って早期に職場復帰することは、休職者の業務を代替していた社員の負担軽減にもつながるとしている。
サポート社員への手当は業務負荷に応じて按分
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