総務のマニュアル
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もうあと回しにしない! マニュアル作成・運用ガイド
使わなければ「宝の持ち腐れ」! せっかく作ったマニュアルは「3H」のシーンで有効に活用せよ
株式会社スタディスト 取締役副社長 兼 リーンソリューション事業部長 庄司 啓太郎
最終更新日:
2024年01月18日
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マニュアルは、活用や運用方法によって、その価値が大きく変わります。せっかく手間をかけて作成したものであっても、使われなければ「宝の持ち腐れ」ですし、社内外の状況変化に合わせてアップデートしなければ、マニュアルがどんどん陳腐化していきます。そこで、「もうあと回しにしない! マニュアル作成・運用ガイド」シリーズ3回目となる今回は、マニュアルの有効な活用・運用方法について考えてみましょう。
マニュアルが必要となる場面:はじめて・へんこう・ひさしぶり
マニュアルを有効に活用するには、活用する場面を適切に設計(プロデュース)することが重要です。マニュアルは、はじめて・へんこう・ひさしぶりの「3H」の場面で必要になるといわれていますが、その3Hの場面で使いやすい状態にしておくことが重要です。
はじめて:新人教育や異動者受け入れのシーンで使う
マニュアルを有効活用すべき最も顕著な場面は「新人や異動者の教育・育成への活用」です。業務の基本を理解すべき場面で、そのガイドラインとしてマニュアルを活用した教育・育成を行うことはとても自然な活用方法です。「育成・研修は、できるだけマニュアルに基づいて行う(マニュアルを使って行う)」というルールを定めるとともに、具体的にマニュアルを基にしたカリキュラムや研修制度を組み直すなどの仕組みを整えることが有効になります。
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