令和の朝礼

マンネリ化と一方通行でモチベーションの低下に 中小企業こそ見直したい「人が育つ」朝礼とは

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年07月13日
2025-06-04_01_ogp

前回は、朝礼の効果について解説しました。今回は、朝礼が形骸化してしまう原因や、朝礼に取り組むべき理由について解説します。

朝礼が機能しない理由はマンネリ化と一方通行

株式会社コミニケ出版
代表取締役
下井 謙政さん

祖父・下井勲氏が創業した株式会社コミニケ出版の代表を、2006年より務める。同志社大学大学院で企業永続の法則・要因について研究し、実証実験として自社で道徳を重視した朝礼を20年間実践。仮説を実証し、他社にも朝礼の普及を推進している。『月刊朝礼』発行のほか、社内報・社史、Web制作など組織発展事業を展開。

せっかく朝礼を導入したのに、社員が乗り気でなく、形骸化してしまうケースがある。習慣として根付かない、エンゲージメントやモチベーションにつながらない理由は何か。1つはマンネリ化だという。

「そういう朝礼はトップダウンになっていることが多いのです。朝の1分でも惜しいときに、経営理念・社是・社訓の繰り返しを受動的に聞かされるだけでは、朝礼はたやすく形骸化します。現場のトップだけが話している状況は避けたいものです。一方通行ではなく双方向を目指し、全員が話せる場が理想です。社員数が多いと、時間的に難しいかもしれません。それなら司会が5人くらいを指名して、1分ずつ話してもらうようにします。もちろん、誰を指名するかはその場で決めます。1分間で話をまとめて話すというのはかなり高度な技術が必要で、新人はまず時間ぴったりに話すことができません。インプットだけでなく、アウトプットもセットで行う。これが有効な訓練になります」

コミニケ出版では毎朝、『月刊朝礼』のその日の話を司会が読み上げ、それについて指名された社員が1分でスピーチをする。これも、いつ当たるかわからないのでみんなが真剣に耳を傾け、内容をしゃくし、その上で自分なりの感想をまとめるという。リモートのソロワークだけで仕事が完結していると、終日誰とも話さずに終わってしまうこともある。出社していても、互いにチャットで会話をするような時代だ。朝礼で発話したり、人と話すことは心身の健康にもつながる。

1984年に創刊した『月刊朝礼』。「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事が、毎月1冊にまとめられている

続きは「月刊総務プレミアム」会員さまのみ、お読みいただけます。

  • 実務や法改正の解説など、情報価値の高いWEB限定の有料記事が読み放題
  • デジタルマガジンになった『月刊総務』本誌が読み放題
  • 『月刊総務』本誌を毎月の発売日にお届け
  • 当メディアが主催する総務の勉強会や交流会などのイベントにご優待
  • スキルアップに最適なeラーニングコンテンツが割引価格に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

プロフィール

logo@4x


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や、本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


関連記事

  • 手軽に始められる健康経営施策 「Vivoo」で食習慣を見える化、行動変容を促進 PR
  • JTBならではのホスピタリティで人事のお悩みに応える 採用から入社後まで支える伴走型BPO PR
  • 目標設定や評価制度でドライバーの「当事者意識」育む 交通事故削減の工夫を表彰するアワード開催 PR

特別企画、サービス