「働きやすさ」が社員のエンゲージメントを強化 2015年以降のべ8000社のデータ分析結果
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年03月22日

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リンクアンドモチベーション(東京都中央区)は3月20日、従業員のエンゲージメントについて、のべ8000社のデータを分析した結果を発表。働き方の多様化や労働時間の適正化が、従業員のエンゲージメントを上昇させる要因になっていることを明らかにした。
人的資源や、理念戦略、会社基盤など16領域について集計・分析
調査では、エンゲージメントファクターを16領域に分類、回答者は計64項目について、会社に対する期待度と満足度を5段階で評価。総合満足度4項目(会社・仕事・上司・職場)についても回答し、これらの結果からエンゲージメントの偏差値(エンゲージメントスコア)を算出した。2021年のエンゲージメントスコアは、2015年から比べると5%程度上昇している。
同調査におけるエンゲージメントファクターは以下の通り。
会社に求めるエンゲージメントファクター
- 会社基盤
- 理念戦略
- 事業内容
- 仕事内容
- 組織風土
- 人的資源
- 施設環境
- 制度待遇
上司に求めるエンゲージファクター
- 情報提供
- 情報収集
- 判断行動
- 支援行動
職場に求めるエンゲージファクター
- 外部適応
- 内部統合
- 変革活動
- 継承活動
会社に関するエンゲージメントファクター(8領域)に対する、満足度指数の推移についてのグラフを見ると、特に「制度待遇」に対する満足度がアップしている。続いて上昇率が高いのは「会社基盤」「組織風土」という結果だった。
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