ファミマ、勤務開始と終了を1時間繰り上げるサマータイムで月1割の節電 今年は2か月に期間延長

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年07月18日
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ファミリーマート(東京都港区)は、7月16日から9月15日までの2か月間、社員の働き方改革と本社の節電を目的に、始業時間と終業時間を1時間ずつ繰り上げる「ファミマサマータイム」を実施する。

同社が実施するサマータイム制度では、本社社員のほか、全国約230の営業所に勤務するスーパーバイザーなど約4700人を対象に、勤務時間を1時間繰り上げる。就業時間を早めることで、社員が自己啓発などに充てる時間を確保するとともに、社内照明など電力使用時間の短縮をはかることで、電力の逼迫ひっぱくが懸念される夕方の電力使用量を削減するのが狙いだ。

2022年は使用電力10%減 期間延長の今年はさらなる節電効果に期待

同社は2022年2月、急速な社会環境の変化や電力需給の逼迫に対応するため、節電対策のプロジェクトチームを立ち上げ、同年8月には、田町本社において、社員の業務効率化と節電を目的とした「ファミリーマートサマータイム」を1か月間実施した。

この期間の本社電力使用量は前年と比べて約10%減少した。今年の実施期間は昨年よりも1か月間長いため、さらなる効果が期待される。

なお同社では、そのほかの節電対策として、各店舗で以下のような取り組みを実施している。

飲料用冷蔵庫照明LED化&消灯実施

一部店舗を除き全国店舗において、飲料用冷蔵庫照明のLEDへの切り替えを実施中。切り替え完了は2023年度中の予定。なお各店舗では2022年12月より、飲料用冷蔵庫の照明消灯を継続して実施している。

飲料用冷蔵庫の照明消灯
飲料用冷蔵庫の照明消灯

冷蔵庫にスリットカーテンを導入

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