オフィスを「交流の拠点」へ 地層に見立てた空間設計で組織文化を変える
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年03月02日
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土木工事会社の豊開発(大阪府大阪市)はこのほど、自社ビルを全面的にリノベーションし、職場環境を刷新したことを明らかにした。単なる老朽化対応の改修ではなく、「働き方とコミュニケーションの在り方を再設計する」ことを目的とした取り組みだ。
「見えない壁」が部署間の連携を阻んでいた
1990年の創業以来、基礎工事・杭工事・山留工事などを手掛けてきた豊開発は、「工事で繋ぎ社会を豊かに開発する」というミッションと、「あそびを大切に」という価値観(バリュー)を掲げる企業だ。
ここでいう「あそび」とは、関係性や働き方に余裕や余白を持つこと、そして仕事を通じて成長(伸びしろ=あそび)を感じられることを意味する。
建設業界では人手不足が続いており、現場と本社・部署間の連携や円滑な情報共有が課題だ。
同社においても、従来のオフィスは部署ごとにフロアやデスクが分かれた構成で、部署間に心理的な距離が生まれやすい状況だった。こうした「見えない壁」を取り払い、自然なコミュニケーションとメリハリある働き方を両立できる環境を目指すことが、今回の改修の出発点となっている。
フロアを「地層」に見立て、交流の密度で設計
リノベーションのコンセプトは、土木会社らしく各フロアを「地層」に見立てた空間設計だ。自社ビル5階建てのうち、自社が使用する3フロアを以下のように機能分けした。
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