省エネとウェルビーイングの両軸を実現した新オフィス YKK APがWELL最高位など同時取得
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年03月30日
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YKK AP(東京都千代田区)は2026年3月27日、製造部門のオフィス「YKK AP30ビル(富山県黒部市)」が、建物の年間一次エネルギー収支をゼロ以下にする省エネ建築「ZEB」と、空間が人の健康・幸福に与える影響を評価する国際制度「WELL認証」の最高ランク(プラチナ)を取得したことを明かした。
「杜の中のオフィス」をコンセプトに2024年10月に竣工した地上3階建て・延床面積6932平方メートルのオフィスビルで、省エネ性能の高さと開放的な執務環境という相反する条件を、自社製品を活用して同時に達成した。
自社製のビル用窓が高断熱化と自然光の取り込みの両立を可能に
ZEBの取得には建物外皮の高断熱化が欠かせない一方、WELL認証では自然光の取り込みや視野の確保が重要な評価項目だ。断熱を優先すれば開口部を小さくするほうが有利なため、本来は両立が難しい課題である。
YKK AP30ビルでは、この問題を自社製のビル用窓「SYSTEMA 31」で解消した。中間空気層12mmの複層ガラスを用いた断熱構造により、窓面からの熱の出入りを最小限に抑制。スリムなフレームで自然光を取り込みながら、空調負荷も低減した。
執務エリアの全方位には高さ2.4mのフルハイト窓を設置し、建物中央部へ光を届けるハイサイドライトも組み合わせることで、日中の照明電力を削減しながら明るく開放的な空間を実現。この組み合わせが両認証の最高水準取得を後押しした。
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