男性育休の社内目標を前倒しで達成 パーソルキャリア、研修や相談窓口で取得を後押し

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月10日

パーソルキャリア(東京都港区)は7月9日、男性社員の育児休業取得に関する社内目標を1年前倒しで達成したと発表した。2024年度には、育児休業の対象となった182人のうち92人が1か月以上の育休を取得し、取得率は50%を超えた。

「1on1相談」や体験型研修で取得促進 全社的な支援体制を構築

パーソルグループは2021年10月から、「1か月以上の取得促進」を打ち出し、男性社員の積極的な育児参加を目指し、以下のような取り組みを実施している。

産休・育休に関する情報を資料や動画で解説

休暇取得や復職時に必要な社内手続き、復職後のキャリアに関する情報をまとめた資料を、社内ポータルサイト上で公開している。

オンラインによる「1on1相談」を実施

社員が抱える産育介護に関する不安に寄り添うため、労務知識に関する社内認定を受けた人事担当者と1on1形式で相談できるオンライン窓口を設置。2024年度は男女合わせて100人以上がこの制度を利用した。

育児中の時短勤務を体験する管理職研修を開催

育児や介護による制約を想定し、「1週間のNO残業体験」や「急な呼び出し対応」などを、管理職が実際に体験する研修を実施している。主な目的は、現場での理解・共感促進だが、会議設定時間の見直しや時間外労働削減のためのナレッジシェアなどの行動変容にもつながっているという。なお、今年度は一般マネージャーにも展開していく方針だ。

こうした施策の実施により、2024年度は、「男性育休取得率87.9%」「1か月以上の男性育休取得率50.5%」「男性育休平均取得日数68.8日」を記録した。またグループ全体としても「1日以上の取得率84.3%」を達成した。

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