ローソファーを会議室に設置するとコミュニケーションがはかどる? 千趣会が自社商品で実証実験
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年07月17日

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千趣会(大阪府大阪市)は7月12日、家庭のリビングなどで使われるローソファーを会議室に設置することで社内環境にどのような影響を及ぼすかを調べた実証実験について、その結果を公表した。従業員からは「コミュニケーションがはかどる」などの反応があったという。
家庭のリビングのように、会議室をリラックスできる環境に
実証実験は、5月13日から17日にかけて実施。同社の通販事業ベルメゾンが扱っている、ラグと背もたれが一体化したローソファー「グータラグ」を社内の会議室に設置した。
同社の実験の背景として、コロナ禍以降の社内コミュニケーションへの問題意識があったようだ。コロナ禍によって社会が新しい働き方を推進していく中で、同社でもリモートワークやフレックス勤務を導入し、働き方が大きく変化した。その一方で、新たな課題として「対面よりもオンラインで接する機会が増えた従業員同士のコミュニケーションをどのように密にしていくか」ということが持ち上がった。
そこで同社は2012年の発売以降、改良を重ねて累計6万台を販売しロングセラーとなった「グータラグ」に着目。対面での会議でより良いコミュニケーションを行うために、「家庭のリビングのようにもっとリラックスできる環境にしてみてはどうか」というアイデアを受けて、同社の会議室の机や椅子を撤去して「グータラグ」を設置し、通常通り社内会議やアイデア出しの打ち合わせ、ランチなどで従業員が利用した。

「意見を言いやすくなった」「発言のハードルが下がる」などの反応が
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