電子契約に関する疑問や不安を解消! 電子契約書本導入ガイド

電子契約についての基礎知識

宮内・水町IT法律事務所 弁護士 宮内 宏
最終更新日:
2022年12月05日
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初めに、電子契約普及の背景を述べたのち、電子契約とはどういうものかを示します。さらに、電子契約が法的に有効であり、電子署名の利用により民事訴訟における証拠としての効力を持つことについて説明していきます。

電子契約普及の背景

新型コロナウイルスの感染が拡大したこともあって、在宅勤務をはじめとするリモートワークが広く普及するようになりました。

しかし、リモートワークの勤務スタイルにあたっては、紙文書の取り扱いが問題となります。紙の文書は物理的に授受され、本社など1か所でしか閲覧できませんので、これを見るため(または電子化するため)に出社する必要があります。特に、契約等については本社などの事業場に保存された印章による押印が必要となります。

このような紙や印章の取り扱いを避けて、リモートワークを効果的に実現するため、電子契約が広く普及するようになりました。

電子契約とは

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プロフィール

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宮内・水町IT法律事務所 弁護士
宮内 宏

1985年日本電気株式会社入社。同社中央研究所にて、コンピュータ・アニメーション、人工知能、情報セキュリティ等の研究開発に従事。2007年東京大学法科大学院卒業、司法試験合格。2008年弁護士登録、2011年に宮内宏法律事務所(現宮内・水町IT法律事務所)設立。電子契約、電子取引の領域において、法律面・技術面の双方を見据えた活動を行っている。政府および地方公共団体の委員就任多数。法政大学および長崎県立大学非常勤講師。

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