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「EQ」を活用した仕事力アップ術
第3回:感情は感染する!? EQで職場のムードが変わる

2016年09月26日

こんにちは、ラーニングスクエアの佐藤です。
今回は総務スタッフAさんのケースを通じて、感情の特徴について見てみたいと思います。


■ 感情は感染する 〜Aさんの事例から
「あ?、もう!イライラする!!」そう言いながら、オフィスに戻ってきたAさん。机の上に、バン!と書類を投げ、「もう、こっちの立場にもなって欲しいものだわ!」、そう言いながら、ドスン!と椅子に座りました。周囲の人たちはびっくりして、Aさんに目をやり、何人かは、Aさんの言葉につられるように少しピリピリし始めています。

隣の同僚がたまりかねてAさんに声をかけます。
「あのさ、もう少し、静かにしてくれないかな?こっちまでイライラして、落ち着いて仕事ができないよ!」周囲の人達も、その発言に賛同するかのようにAさんに目をやりました。

見かねたB課長が、Aさんに駆け寄ります。それでも、怒り冷めやらないAさん、考えれば考えるほど、どんどん怒りの感情が高まっているようです。島の雰囲気も、ざわざわからイライラ、中には舌打ちをしながら、怒りをこらえている人もいます。

感情は感染します。
内勤スタッフである総務部門では、一人の感情が周囲の感情に大きな影響を与え、その調整に苦労している方が多いようです。特に、メンバー全員が向かい合っている島型オフィスでは、その傾向は顕著なようです。

Aさんに何があったのかわかりませんが、まずは入室時に自分の感情を意識し、その感情が周りに与える影響も考えたいものです。Aさんだって、部内をざわつかせ、イラつかせようとしているつもりはないでしょうから、きっとオフィスに帰ってきてからの行動が少し変わっていたのではないでしょうか? 

前回ご説明したように、EQは意識し、行動することで、磨き高めることができる、伸ばせる力です。
意識して行動する、これを繰り返すことで、どんどんEQは開発され、的確な行動がとれるようになります。まずは自分の感情を意識して、部内への影響という結果を考えて行動してみましょう。


■ まずは「6〜10秒の深呼吸」から始めよう
ではAさんはどうすればよかったのでしょうか?
図をご覧ください。人により、状況により、その上下する幅は異なりますが、感情は、図のようなアップダウンを1日の間で何度も繰り返しています。この感情が、日々の仕事という行動に大きな影響を与えています。

eq3_ph1.png

注目して頂きたいのは、感情の最初の部分、「情動」です。情動は比較的短時間、6〜10秒で落ち着き始めるという特徴があります。

Aさんのように、つい感情が外に出てしまい困っている人は、イライラすることがあったら、6〜10秒深呼吸をして気持ちを落ち着けてからオフィスに入る、まずはそのことから始めてみてはいかがでしょう。少なくとも、書類を投げ置いたり、椅子に乱暴に座る、なんてことはないのではないでしょうか?

実は、これを総務部全体で実践している会社もあり、そのオフィスの入口には「深呼吸。一息ついて、席ついて」「いつも笑顔でありがとう」などの張り紙をしていらっしゃいます。

入室前の一呼吸。ぜひみなさんもやってみてください。ちょっとしたことですが、きっと部内の雰囲気が変わってくると思います。

しかし、Aさんには何があったのでしょう? EQでラクになれることはなかったのでしょうか? 次回は、その辺りをもう少し見ていきたいと思います。

佐藤 友三
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