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人事 / 人材育成 / タレントマネジメント

最終回:企業力を高めるための「タレントマネジメント」【第4回】タレントマネジメントを有効に活用するために押さえておきたい4つのポイント(3)

2018年10月19日

 今回も前回に続きタレントマネジメントを導入する上で留意すべきポイントについて紹介します。

■導入目的に合ったツールを選択しているか

 3つ目のポイントはツール選択です。現在タレントマネジメントを実現するためのツールは、パッケージソフトやクラウドサービスを含め多数販売されています。その中から、自社に合ったツールを選ぶことは非常に重要です。

 誤った選択をしないためは、まず、第2回のコラムで述べた「導入の目的を明確化する」必要があります。その上で、自社が将来にわたり実現しようとしている機能範囲(スコープ)はどのツールで実現が可能なのか、将来構想を実現する際も同じツールの拡張で使えるのか等の確認が最低限必要です。

 たとえば、当面は「人材情報の見える化」が実現できればよいが、そのあとに「目標管理」や「サクセッションプラン」も導入したいと考えているケースや、今回はタレントマネジメントのみの検討だが、将来的には人事・給与システムと統合して人事関連データの一元管理を実現したいと考えているケース等であれば、将来の姿をイメージしながら、必要機能や拡張性を確認した上でツールを選択することが重要になります。

 直近のスコープの導入が完了し、次のスコープの導入を検討し始めた段階で、現在のツールでは対応できないことが判明し、別のツールを新たに購入して導入をやり直す。そんなことにならないよう十分に検討してください。価格による比較はわかりやすいですが、基本的に価格はそのツールの機能や拡張性に比例するものなので、価格だけで決定するのは得策ではありません。

■頼りになる導入ベンダーに依頼しているか

 最後のポイントとして導入ベンダーを挙げたいと思います。前述のツールと並んで導入ベンダーの選定も重要です。有効に活用できるタレントマネジメントを導入するためには、自社のパートナーとして頼りになる導入ベンダーを選ばなくてはなりません。

 では、頼りになる導入ベンダーを選ぶ(見抜く)ためには何をチェックすればよいのでしょうか?多々意見はあると思いますが、私はタレントマネジメントに関するノウハウを保有しているか否かがもっとも重要なポイントと考えています。

 タレントマネジメントに関するノウハウの有無を確認するためには、まず導入ベンダーの専門領域と導入実績を確認することが必要です。続いて、導入ベンダーが自社のノウハウに基づき開発した導入テンプレートを保有していているか否か、そして今回の提案がそのテンプレートを使用した内容になっているかも確認しておきたいところです。過去のノウハウが凝縮された導入テンプレートを、ベストプラクティスとして活用すれば、コストも抑えられ導入効果も大きくなります。まさに一石二鳥といえるでしょう。

 導入ベンダーについては、ネットで調べることができますが、不安であればツール(パッケージ)メーカーに相談して、自社の検討内容にあった導入ベンダーを紹介してもらうことも可能です。

 3回にわたり「タレントマネジメントを有効に活用するために押さえておきたい4つのポイント」について述べてきました。
 みなさんの会社が、タレントマネジメントの有効活用により業務の生産性向上をはかり、労働人口が急減する厳しい時代の「勝ち組」になることを心より祈念しています。

秋葉 尊
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