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経費削減&コア業務へのシフトを実現するBPO【第1回】Withコロナ時代の新しい働き方

2020年10月15日

 社会の変化に伴い、生活様式、働き方が大きく変化してきました。買い物はオンライン、配信サービスで好みの動画を見て、場所を選ばず働く。私が子供の頃に見てきた社会からは想像もしなかった生活が今目の前に存在しています。そしてその変化のスピードは年々早くなっているように感じます。このような激しく変化し続ける社会に企業が対応していくには、どのような手段があるのでしょうか?

 本コラムでは5回にわたり、外部リソースの活用、中でもBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に注目して、企業が変化に対応しながら成果を上げ続けるヒントをご紹介します。

■働き方の変化

 先に述べた通り、社会の変化とともに、人々の働き方に対する考え方は多様化してきました。ワーク・ライフ・バランスという概念が定着しつつあり、多くの企業で働き方改革というスローガンが掲げられています。

 その流れが加速したのは、働き方改革関連法が順次施行された2019年頃からではないでしょうか。2019年4月施行の時間外労働の上限規制と2020年4月施行の同一労働同一賃金は、多くの企業にとって、経営資源の在り方を見直す大きなきっかけとなったはずです。

 そして、2020年はじめからの新型コロナウイルスの影響で生活様式が一変し、社会の構造も大きく変わりました。在宅勤務をはじめとした勤務形態の変容、感染症対策など、急激な変化に企業が対応を迫られている状況です。

■今後企業に必要とされる取り組み

 社会の変化への対応を迫られた企業は、今後社員を事業の根幹を成すコア業務に集中させる傾向を強めるでしょう。企業が成長し続けるには、目的を達成するための高い競争力を有することが求められます。より高いレベルの専門知識を維持・強化していくためには、いかに社員が本来やるべき仕事(コア業務)に集中できる環境を整えるかが重要になるのです。

■何からどう始める?

 では、コア業務に集中する環境を整えるには何から取り組めばいいのでしょうか?それには、各々の業務が経営課題に及ぼす影響を正確に捉え、正しい課題設定の下、ノンコア業務における業務改善を効果的に進めることが必要です。

 以下に、3つポイントをご紹介します。

(1)業務の流れを可視化する
 長きにわたり多くの人が介在しながら行われていた業務は、部分最適や属人化が進みブラックボックス化していることがあります。まずは、業務を棚卸し、フロー図にまとめ、業務全体の流れを可視化してみましょう。現状を把握することで、どの業務がコア業務でどの業務がノンコア業務にあたるのかを正しく判断することにつながります。

(2)業務性質を把握する
 業務の流れが可視化されたら、業務それぞれの性質(量・頻度・難易度・必要インフラ、従事者等)を整理します。どの作業にどれくらいの工数と時間がかかっているのかを把握することで、人員構成が適切でない、組織連携が非効率など、課題が浮かび上がってきます。私が勤める会社でも同様の取り組みを行い、課題に対する対策を行ったことで月間約6,000時間(約40人分)の削減を達成しました。業務量を調査することは、コア業務への集中環境を整えるのに有効な作業といえるでしょう。

(3)適切なリソースを選定する
 業務を行うにあたってのリソースは大きく「直接雇用」「人材派遣」「BPO」の3つに分けられます。前述で整理した業務の性質・処理の規模を基に、どのリソースを選択するべきかを"今日と数年後の事業"を勘案してあらためて見直すことになります。

 業務遂行にあたって高度な判断が求められる業務は社員が行うのがベストですが、定型的、かつ量が多い業務などは外部リソースを活用できる単位まで業務を細分化するという方法も検討します。

 以下に、それぞれのリソースの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。選定の際の参考にしてください。

bpo1_01.png

■最後に

 この数か月、業務の継続性の担保、事業構造の最適化を推進するための選択肢としてBPOを検討されるケースも増えています。変化に対応しながら成長し続けるために、今こそ業務の在り方、リソースの再検討が必要とされるときではないでしょうか。

 労働人口の減少もあり、そもそも企業が今後IT・業務・労務・ファシリティーといったマネジメント全般をすべて自社で行っていくというのはもう現実的ではないかもしれません。そういった自社を取り巻く課題の解決にBPOなど外部リソースの活用も選択肢として有効であることを知っていただければと思います。

 次回のコラムでは、「BPOのメリット・デメリット」また、「IT導入との違い」についてご紹介します。企業が業務課題の解決をはかるとき、多くの場合まず検討されるのがITツールの導入です。IT導入することにより内部で課題を解決するのか、外部リソースを活用して解決するのか、またそのメリット・デメリットを知ることで、課題解決に最適な方法を見つけるヒントがお届けできればと考えています。

関連情報:キヤノンマーケティングジャパンBPO紹介サイト
https://cweb.canon.jp/solution/bpo/

高桑 敬太
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