健康経営(用語):健康経営優良法人認定制度

最終更新日:2024年06月29日

特に優良な健康経営を実践する大企業や中小企業などの法人を認定する顕彰制度。健康経営の実践を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けることができる環境を整備する。

健康経営を実践する企業を社会的に評価

健康経営優良法人に認定されると、ロゴマークの使用が可能となるほか、自治体や金融機関においてさまざまなインセンティブが受けられる。経済産業省による、ステークホルダーとの関係における「健康経営」のメリットは以下の通り。

  • 労働者から:従業員・就職希望者からの安心や信頼が獲得できる
  • 取引先から:ビジネスパートナーからの信頼
  • 消費者から:企業イメージの向上による、商品・サービスへの選好
  • 金融機関・投資家から:信用・評価が得られる
  • 地域社会から:自治体などからの評価

参照:健康経営のメリット(ACTION!健康経営)

大規模法人部門と中小規模法人部門があり、大規模法人の上位500法人は「ホワイト500」、中小企業の上位500法人は「ブライト500」の冠を付加する。

健康経営施策と利益率には正の相関が認められている

健康経営優良法人の認定を受ける際に回答する「健康経営度調査」の個社データからは、健康経営施策と利益率には次の相関があることが認められている。

  1. 健康経営を経営理念に掲げて施策を実施することは、企業の利益率にプラスの影響をもたらす。
  2. 健康経営施策の実施により、まず各種健康診断の受診率が上昇し、次に健康状態そのもの(問診結果で把握できる適正体重維持者率や十分な睡眠者率など)の改善につながる。
  3. 問診結果スコアの改善によって利益率が高まる。

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出所:「健康経営の推進について」 (2022年6月 経済産業省)より抜粋して作成


健康経営優良法人に認定されるには、申請が必要。詳細や健康経営優良法人に認定された法人一覧、事例などはポータルサイト「ACTION!健康経営」で確認できる。

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