ハラスメント(用語):アライ(Ally)

最終更新日:2025年06月30日

アライとは、性的マイノリティ(LGBTQ+等)の人々に理解を示し、支援しようとする非当事者を指す言葉である。語源は英語の「Ally(同盟、味方)」であり、1980年代後半のアメリカで始まった支援運動に由来する。日本においても、行政や自治体がアライを支援の担い手として位置づけ、研修制度や可視化マークなどを通じてその存在を広げている。

アライの多くは「ストレート(異性愛者)」であり、性的マイノリティではない立場から当事者を理解・支援する役割を担っている。ただし、当事者自身が他の立場のマイノリティを支援する文脈でアライを名乗ることもある。

アライが果たす具体的な行動には、SOGI(性的指向・性自認)に関する正しい知識の習得、性別を前提としない言葉遣いの実践、差別的な言動を見聞きした際の指摘や注意、研修受講やアライバッジの着用による支援意思の表明などがある。行政機関では、東京都の「TOKYO ALLY」マーク、埼玉県の研修制度や啓発資料などが整備されており、アライを育成・支援する仕組みが広がりを見せている。

参考:

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