人事 / 人材育成 / リベラルアーツ
教養研修やリベラルアーツ研修〜企画書の作り方
〜さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!(第12回)
2015年02月09日
皆さん、こんにちは。さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!第12回です。
10回と11回では「研修の構想をどうやって策定するか」について解説しました。
今回は「構想」が出来上がった後にくる「企画書をどう書くか」についてお話ししましょう。
企画書は道具である
最初にとても大切なことをお伝えします。
それは、企画書は「道具」である......ということです。
このコーナーを読んでいる皆さんの立場に立って言えば、「リベラルアーツ研修や教養研修を社内で実施する」という目的を達成するための道具として企画書がある、ということになります。
いろいろな会社で企画書の作り方を指導していて思うのですが、「企画書を作る」ことそのものが目的になってしまい、資料の見栄えやどうプレゼンするかということばかりに関心が集まってしまう傾向があります。
グループワークの最中、後ろの方で冷静に見ていると肝心の「中味」が薄い。
これでは企画書を作っても、相手に伝わりません。
せっかく作るのですから、きちんと伝わる企画書を作りたいものです。
【企画書を作るときは2つのことを意識しよう】
では、どうすれば「きちんと伝わる企画書」が作れるか?
ポイントはたったの2つです。
それは・・・「意思」と「意志」の2つです。
あなたの<意思>と、あなたの<意志>を企画書に込めるのです。
<意思>とは、あなたの考え、そしてその中味のことです。
本コラム第10回で示した「4W+1H」を思い出して下さい。
- (ア) なぜ、リベラルアーツなのか?(Why)
- (イ) 誰にリベラルアーツ研修を行うのか?(Who)
- (ウ) 何を学ばせるのか?(What)
- (エ) いつ学ばせるのか?(When)
- (オ) どのくらいの予算でやるのか?(How much)
これを、効果的に伝わるように編集するのです。
(このまま羅列しても企画書になりますが、せっかくですから一捻りしましょう)
一捻りする時は、以下がお勧めです。
★ (ア)と(イ)を「現状」と「目指す姿」の対比で述べる
★ (ウ)を「研修を行うことで得られる効果」で述べる
例えばこんな感じです。
(ア)
これまで教養は自己啓発でしか扱わなかった[現状]
これからは教養を教育体系の中に含め人間力の強化を行う[目指す姿]
(イ)
営業職に交渉力の研修をやってきたが、グローバル交渉ではもの足りない[現状]
教養を学ばせることで、交渉の会話の質を上げる[目指す姿]
(ウ)
歴史や哲学の知識を得れば、海外出張で相手側に食事に招かれた時に会話の幅が ひろがり、より親密で高質な関係ができあがる 「研修を行うことで得られる効 果」
どうですか?
項目を羅列するだけよりも、内容に奥行きが生まれますよね。
長くなってしまいました。
次回は2つ目の<意志>についてお話ししましょう。
「さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!」第12回、今回はこの辺で。
(本内容は、中沢努「仕事で使うための教養教育〜リベラルアーツ研修/教養研修の手引き」に加筆して作成されました)
<おすすめ資料>
?(随時更新中)
「公共」の気持ちを持てない人 他、「社会の出来事を<人間の視点>から見る」 http://bit.ly/1A0eTUm
? 正義の立ち位置 西田の絶対矛盾的自己同一 http://profile.ne.jp/w/c-46271/
?12か月で学ぶ哲学用語 「普遍論争」〜中世スコラ学 http://profile.ne.jp/w/c-60144/
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