日本企業の成長のカギ 外国人雇用の基礎知識
労働者数が200万人超で過去最高を更新。人材不足を補うだけじゃない、外国人雇用のメリットとは
株式会社マイナビグローバル 代表取締役 社長執行役員 杠 元樹
最終更新日:
2024年06月10日
2023年10月末時点での外国人労働者数は200万人を突破し、過去最高を更新しました。日本の労働者人口における外国人比率は約3%となりましたが、将来的には10%を超えるという予測もあります。10人に1人が外国人労働者という環境が、遠くない未来にやって来るかもしれません。生産年齢人口の減少に伴い日本が抱える労働力不足の問題に対して、外国人雇用は重要な人事戦略の一つであり、もはや避けては通れない状況でもあります。一方で、旧来の組織体系にあってはまだ適応が難しく、トラブルも発生しています。コンプライアンスを遵守しながら、安定した外国人雇用を実現するためには、正しい理解と適正な社内体制を構築する必要があります。本企画では4回にわたって外国人雇用の基本を解説します。
外国人労働者市場の現状と未来予測
まずは外国人労働者の国籍やどのような分野で活躍しているかの現状の説明と、政府の動きを踏まえ、今後、市場がどのようになっていくかを考えてみました。
業種
よく「どんな業種で外国人労働者数が伸びていますか?」と聞かれますが、結論は全ての産業分類で増加しています。医療・福祉分野が毎年突出して伸びていますが、雇用事業所数でも全ての産業で増加しています。多く業種で外国人雇用が進んでおり、裾野が広がっている状況です。
国籍
国籍別に見ると長く続いたベトナム1強の状況から変化の兆しが表れています。かつて中国が最も多かった状況からその座はベトナムへと代わり、また今後はインドネシアやミャンマーへと移り変わっていく可能性があります。
在留資格
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