委託先の管理「チェックシートで管理」が7割 人手不足・予算不足の中DXが進まず
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年04月10日

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アトミテック(東京都港区)は4月9日、企業で委託先を管理する担当者300人を対象とした、リスク管理の実態調査結果を発表。委託先のリスク管理業務の担当部署や、リスク評価・棚卸・監査といった実務の状況を明らかにした。
委託先の管理、「経営者・役員」が23%、総務担当は1割 「チェックシートで管理」が7割
委託先リスク管理業務の担当は、「経営者・役員」が23.3%と最も多く、次いで「営業・販売部門(11.7%)」「総務(10.3%)」と続く。特に中小企業では、経営者・役員が兼務していることが多い。また、「リスク管理部門」が担当するケースは2.7%と少なく、他業務と兼任している傾向が強いことがうかがえる。

委託先管理にチェックシートを用いているのは71.7%。チェックシートの項目数の平均は31件、チェックシートの項目は、「サイバーセキュリティ」が最も多く、約6割。次いで「コンプライアンス」「個人情報・機密情報保護」となっている。

なお、BCP・インシデント対応は従業員数40人以下の企業では17.1%、500人以上の企業では40.8%と、大企業ほど項目としての採用率が高く、意識や取り組み状況に差が出ている。
リスク発見時の対応「何もしていない」2割弱 リソース不足が明確に
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